アフターバーン効果とは?
- 土士田康平
- 3月20日
- 読了時間: 4分

アフターバーン効果とは?
運動後も脂肪燃焼を持続させるメカニズムと効果的なトレーニング方法
アフターバーン効果とは?
ダイエットやボディメイクを意識している方なら、一度は 「アフターバーン効果」 という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
アフターバーン効果(Afterburn Effect)とは、運動後もカロリー消費が続く現象 のことを指します。
通常、運動を行っている最中にエネルギーが消費されますが、アフターバーン効果があると 運動が終わった後もカロリーを消費し続ける ことが可能になります。
この現象は、EPOC(Excess Post-exercise Oxygen Consumption)=「運動後過剰酸素消費量」とも呼ばれ、運動後の代謝を高め、脂肪燃焼を促進 する重要な役割を果たします。
では、どのような運動がアフターバーン効果を引き起こし、最大限に活かすためにはどうすればよいのでしょうか?
今回は、アフターバーン効果のメカニズムや効果的なトレーニング方法について詳しく解説していきます。
アフターバーン効果のメカニズム
アフターバーン効果が発生する理由は、体が運動後もエネルギーを必要とするため です。
運動後、体は以下のプロセスを通じて回復しようとします。
① 酸素の補充
高強度の運動を行うと、体は酸素を大量に使用します。運動後も酸素の消費量が増え、筋肉の回復のためにエネルギーを使い続けるため、代謝が高い状態が維持される のです。
② 筋肉の修復と成長
運動によってダメージを受けた筋肉を修復・成長させるためには、エネルギーが必要です。特に 筋トレや高強度の運動 を行った後は、回復の過程でカロリーが消費されるため、アフターバーン効果が長く続きます。
③ 体温の回復
激しい運動後、体温が上昇します。運動が終わった後も、体温を通常のレベルに戻すためにエネルギーが消費されるため、代謝が活発な状態が続く のです。
④ グリコーゲンの再合成
運動中に消費したエネルギー(グリコーゲン)を補充するため、体は糖や脂肪を分解してエネルギーを生み出します。このプロセスにもカロリーが使われるため、運動後の消費エネルギーが増加する のです。
アフターバーン効果が高い運動とは?
アフターバーン効果を最大限に活用するためには、適切な運動の選択が重要 です。
特に 高強度な運動 ほどアフターバーン効果が大きく、長く持続します。
HIIT(高強度インターバルトレーニング)
HIIT(High-Intensity Interval Training)は、短時間で高強度の運動と休息を繰り返すトレーニング方法 です。
例:HIITのトレーニングメニュー
20秒間のスクワットジャンプ → 10秒休憩(×8セット)
30秒間のバーピー → 15秒休憩(×6セット)
このように、心拍数を一気に上げる運動 を行うことで、最大24〜48時間にわたってアフターバーン効果が持続 することが研究で示されています。
筋トレ(ウェイトトレーニング)
特に 大きな筋肉を鍛えるトレーニング(スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなど)は、アフターバーン効果を引き起こしやすくなります。
筋トレは筋肉の修復過程でエネルギーを消費するため、運動後の脂肪燃焼が持続 しやすくなります。
おすすめの筋トレ種目
✔ スクワット(下半身全体を鍛えられる)
✔ デッドリフト(背中・お尻・ハムストリングスに効果的)
✔ ベンチプレス(大胸筋・三角筋・上腕三頭筋を鍛えられる)
サーキットトレーニング
複数のエクササイズを連続で行い、短時間で全身を鍛える方法 です。
例:サーキットトレーニングメニュー
スクワット(30秒)
腕立て伏せ(30秒)
マウンテンクライマー(30秒)
バーピー(30秒)
このようなトレーニングを休憩なしで繰り返すことで、心拍数が上がり、アフターバーン効果が長時間持続 します。
アフターバーン効果を最大化するためのポイント
運動の強度を上げる
アフターバーン効果を得るためには、強度の高いトレーニング を行うことが重要です。
✔ 最大心拍数の80〜90%を目指す
✔ 短時間で高強度な運動を行う(例:HIIT)
栄養補給を意識する
運動後の栄養補給も、アフターバーン効果を高めるポイントです。
✔ タンパク質をしっかり摂取する(筋肉の回復を促進)
✔ 適度な炭水化物を摂取する(エネルギー補給)
✔ 水分補給をしっかり行う(代謝を促進)
適度な休息を取る
筋肉の回復には休息も必要 です。
アフターバーン効果を最大限に活かすためには、しっかりと睡眠を取り、筋肉の修復を促しましょう。
まとめ: を活用して効率的に脂肪燃焼しよう!
アフターバーン効果を活用することで、運動後も脂肪燃焼を持続させ、効率的にカロリーを消費 することができます。
HIITや筋トレで高強度の運動を行う
トレーニング後の栄養補給を意識する
適度な休息を取り、筋肉の回復を促す
運動後も脂肪を燃やし続けるアフターバーン効果を活用し、理想の体を手に入れましょう!
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