水分不足が筋トレのパフォーマンスと回復を妨げる4つのサイン
- 土士田康平
- 14 分前
- 読了時間: 3分

はじめに:気づかないうちに起こる脱水の危険性
皆さん、こんにちは。
今日はトレーニングに取り組む方々にとって見過ごせない「水分不足」というテーマについてお話しします。
厚生労働省の調査によると、日本人の約7割が必要な水分量を摂取できていないという結果が出ています。さらに、定期的にトレーニングを行う人の中では、その割合が更に高いという報告もあるのです。
今回は、水分不足が体とトレーニング効果にどのような影響を与えるのか、そして最適な水分補給について詳しく解説します。
1. 筋肉痛の長期化と回復の遅れ
筋トレ後の回復が思うように進まず、筋肉痛が長引く経験はありませんか?
実はこれも水分不足が大きく関係しています。
トレーニング後の筋肉修復には十分な水分が必要で、脱水状態では回復が最大72時間も遅延することがあります。
水分は筋肉の主成分であるだけでなく、トレーニングで発生した老廃物を排出し、栄養素を筋繊維へ届ける役割も担っています。
2. 脂肪燃焼効率の低下
「ダイエット中なのに体重が減らない」という悩みの裏には、水分不足が隠れていることが少なくありません。十分な水分摂取は代謝を活性化させ、脂肪分解酵素の働きを促進します。
特に、食前の水分摂取で食事の総カロリー摂取量が減少したという研究結果もあります。
満腹中枢が刺激されるだけでなく、「空腹」と「喉の渇き」を脳が混同することがあるためです。
3. 頭痛とめまい
高強度なトレーニングの後に頭痛やめまいを感じる場合は、脳への血流低下による症状で、深刻な脱水のサインです。
適切な水分補給で、これらの症状が改善したという研究結果もあります。
特にスクワットやデッドリフト、ベンチプレスなど、血圧が上がるエクササイズの前には、水分状態を適切に行うことが重要です。
4. アミノ酸を含むプロテイン吸収率の低下
せっかく良質なプロテインを摂取しても、水分不足では消化・吸収効率が最大30%も低下します。プロテインの消化には十分な水分が必要で、脱水状態ではアミノ酸の吸収が阻害されるのです。
また、腎臓への負担も増加するため、高タンパク質の食事をしている方にとって水分摂取は特に重要です。
まとめ
カロリーやタンパク質と同じく、水分も「摂取量」と「タイミング」が重要です。
日々のトレーニングで最高のパフォーマンスを発揮し、効率よく理想の体を作るために、まずは水分摂取から見直してみませんか?
小さな習慣の変化が、大きな結果の違いを生み出します。
次回のトレーニングから、ぜひ試してみてください。
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